日本国内ではまだソーシャルレンディングのサービスを開始している業者が少ないのが現状です。しかし前項で説明した英国発祥の『zopa』はその後に展開した米国、イタリアに続き、4カ国目に日本に進出することを2008年3月に発表し、10月からの事業開始を目標にしています。『zopa』は世界中で20万人を超える会員数を誇り、最先端の審査手法で貸し倒れ率も0.1%未満と大変低水準(日本の消費者金融の貸し倒れ率は6.8%)です。その他にもいくつかの事業会社がサービスを2008年秋にも始めようとしています。
日本では個人を対象にした格付会社がないため、ソーシャルレンディングの運営会社が格付を点数で表す独自のシステムを作成し、コミュニティーで人となりを表現してもらうことでその個人を信用する材料とし融資への抵抗感をできるだけ減らしていこうと考えています。
日本には江戸時代に頼母子講(たのもしこう→鎌倉時代に始まった互いに掛け金を出しお金を融通しあう組織)が流行しました。日本のソーシャルレンディングサービスはこのような信頼関係がネット上に拡張した仕組みということができ、今後の日本での事業展開が注目されるところです。
